プログラミングがゲームで学べる!おすすめ学習ゲーム15選!

ゲームで学べるプログラミング。楽しくプログラミングを学べるおすすめゲーム15選プログラミング

「プログラミング楽しそうだしやってみたい!」と思っているお子さんは多いと思います。

また、「将来を考えて子供にプログラミングをさせたい!.」と思っている親御さんも多いでしょう。

しかし、「でもプログラミングって難しそうだから…」と感じて、なかなか第一歩を踏み出せないかもしれません。

そこで本記事では、小・中学生向けのプログラミングを学べるゲーム8選を紹介します。

ゲームで遊びながら、プログラミングの魅力や、「プログラミングはそんなに難しくないんだ!」ということを知ってもらえれば幸いです。

高校生以上の方で、プログラミングの学習をしようか迷っている場合はこちらの記事をご覧ください。

ゲームでプログラミングを学ぶメリット

子ども二人がはしゃいでる画像

論理的に考える力が身につく

プログラミングとは、一つ一つの処理をうまく組み合わせることによって複雑な処理が可能なプログラムを作ることを意味します。

少しでも処理の順番を間違えると動かなくなるため、どんな処理をどんな順番で配置すればよいのかをしっかりと考える必要があり、論理的に物事を考える力を養うことができます。

コードで処理を書いたり、一つ一つブロックを組み合わせることによって、プログラミングゲームでも十分にその力を養うことが可能です。

論理的に考える力以外にも、プログラミングを学習することで自然と伸びていく力は多くあります。「プログラミングって学習する必要あるの??」と感じている方は、ぜひこちらの記事をお読みください!

学校で学ぶプログラミングを理解しやすくなる

2020年には小学校でプログラミングが必修化されました。

また、中学校でも技術・家庭科技術分野にプログラミング関係の内容を増加、高校でもプログラミング学習を含む「情報Ⅰ」を必修科目として新設することが発表されています。

塾で数学の先取り学習を行えば学校の数学を理解しやすくなるのと同様に、プログラミングゲームをすることで学校のプログラミングを理解しやすくなります。

パソコンに慣れることができる

今回紹介するゲームは、すべてパソコンで遊ぶものになります。(一部スマホでも遊べるゲームがありますが、より本格的に遊ぶにはパソコンのほうがおすすめです。)

これからの時代、パソコンスキルは仕事に必須です。

会社に入ってからパソコンを触るようになった人よりも、幼い頃からパソコンを使っている人のほうがパソコンスキルが優れていることは言うまでもありません。

(もちろん入社の段階の話で、その先は努力次第です。)

プログラミングゲームを遊んでいるうちに、パソコンの使い方もある程度習得することができます。

そのため、将来プログラミングを使うことがなくとも、小さい頃からゲームでプログラミングを学ぶことには大きな意味があるといえるでしょう。

ただ、プログラミングゲームの注意点として、パソコンを見る時間が長くなってしまうことが挙げられます。

視力の低下や不眠症にもつながってしまうため、親御さんがしっかりパソコンの使用時間を管理するようにしてください。

自分に合ったゲームを選ぶには?

実は、プログラミングを学習できるゲームは数多く存在しています。

そのため、自分がどのゲームを使って学習すればいいのか迷ってしまうでしょう。そこで、ここではゲームの選び方と注意点について紹介していきます!

自分のスキルレベルから選ぶ

プログラミングを学習できるゲームの中には、プログラミングを全くやったことのない人向けのものから、本格的に言語習得を目指す人向けのものまで様々です。

そのため、自分のスキルレベルに合ったゲームを選ぶようにしましょう。プログラミングの挫折率はとても高いことで知られています。プログラミング未経験の方が急に難易度の高いゲームを始めても、分からないことが多く飽きてしまう可能性が高いです。

次の章では、難易度別にゲームを紹介していますので、自分がどの学習ゲームにするか決める時の判断材料にしてください!

目指す職業から選ぶ

システムエンジニアやプログラマーなど、自身のプログラミングスキルを活かして働く方たちはたくさんいます。しかし、全員が同じスキルを身に付けているわけではありません。

例えば、Webサイトを作成しているという方であれば、HTMLやCSSと呼ばれる言語を主に利用していたり、SEOと呼ばれる知識などを利用していたりします。一方で、AIを作るエンジニアであれば、Pythonと呼ばれる言語を使ったり、統計学や機械学習の知識を利用したりしています。

そのため、将来どのようなエンジニア・プログラマーになりたいかで勉強する内容は全く異なるのです。職業別にどのようなスキルや知識が必要になるのかはこちらの記事で解説してますので、ぜひ参考にしてみてください!

学びたい言語から選ぶ

プログラミングでは、分野や場面によって様々なプログラミング言語が使い分けられており、その数は現在使われている言語だけでも200以上はあると言われています。

また、初心者でも習得しやすい言語や上級者向きの言語など、言語の中でも難易度は様々です。ゲームで学習できるものは比較的簡単なものが多いですが、中には、上級者向けの言語の習得を目指すものもあります。そのため、自分が学びたい言語が学べるのかには注意しておきましょう。

また、言語の選び方としては、将来の職業や自分の作りたいものから見つけるのがおすすめです。こちらの記事では、初心者の方でも言語選びができるように詳しく言語の選び方を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

初心者向けおすすめゲーム

こちらで紹介する2つのゲームは、どちらもビジュアルプログラミング言語を用いたものです。

ビジュアルプログラミング言語とは、ブロックなどの図形を配置してプログラムを組むプログラミング言語です。

通常のプログラミングと比べて視覚的にわかりやすいため、ビジュアルプログラミング言語を用いたゲームは初心者向けの学習に最適です。

これから紹介するゲームを通して、まずはプログラミングの考え方を知ることから始めましょう!

Scratch

Scratchのサイト画像

参照元:Scratch

Scratchはアメリカの有名なマサチューセッツ工科大学が開発した無料のゲームで、対象年齢は8歳以上です。

そのわかりやすさから、世界中の教育機関で導入されています。

特筆すべきは、Scratchはゲームやアニメーションを自分で作って世界中に公開できるということです。

自分で作ったものを他の人と共有することはモチベーションアップにつながるため、飽き性な子供でも楽しんで学習できます。

公式サイトで他の人の作品を見ることもできるので、その作品を参考にして自分なりのゲームを作ったりと創造力を伸ばすことができます。

こちらの記事でScratchについて詳しく説明しているので、気になった方はぜひご覧ください。

Code.org

Code.orgのサイト画像

参照元:Code.org

Code.orgはマイクロソフトも出資していることで有名なアメリカのゲームです。

Code.orgも無料のゲームで、対象年齢は4歳~18歳となっています。

『アナと雪の女王』のエルサなどのディズニー映画キャラクターも数多く登場し、子供が楽しく学習できるようになっています。

日本語対応はしていますが、一部英語表記となっているため注意が必要です。

ただ、子供向けのゲームなので英語もわかりやすいものが多いです。これを機に英語を少しずつ勉強してみるのもよいでしょう。

Viscuit(ビスケット)

参照元:Viscuit

ビスケットとは、プログラミング言語の研究者である原田ハカセによって開発されたプログラミング言語です。とても簡単なプログラミング言語でありながら、アニメーションやゲーム、絵本などを作ることができます。

スクラッチなどの簡単にプログラミングができる言語がたくさん開発されてきました。しかし、ビスケットは「コンピュータに何をさせるのか」を重視しており、プログラムに対する考え方が他の言語とは少し異なります。

コンピュータによる自動生成が進化してきたことを踏まえた設計で、より現実に沿ったプログラミング言語といえるでしょう。ホームページで気軽にビスケットを利用できるので、興味のある方はぜひビスケットを体験してみてください!

Smalruby

参照元:Smalruby

Smalrubyは、NPO法人「Rubyプログラミング少年団」が提供するRubyというプログラミング言語が学べる学習ツールです。

Smalrubyでは、スクラッチのようにブロックを用いてプログラミングを行い、プログラムを作成していきます。一方で、ただプログラムを作るだけでなく、Rubyのソースコードも確認することができるので、ブロック型のプログラミングから文字ベースのプログラミングへ違和感なく移行できます。

また、小学校の授業などでも導入されており、子どもから大人までRuby学習の第一歩として活用することができます。

Blockly Games

参照元:Blockly Games

Blockly Gamesは、Googleが提供している子ども向けのビジュアルプログラミングを用いた、コンピュータサイエンス教育ツールです。

動物やパズル、迷路など子どもたちにも馴染みのある形で、気軽にプログラミングの基礎的な考え方を身に付けることができます。また、ブロックの使い方にも慣れることができるので、学校の授業でも使われるスクラッチの事前学習としても最適かもしれません。

テクノロジア魔法学校

参照元:テクノロジア魔法学校

テクノロジア魔法学校は、ディズニーが提供するプログラミング学習教材です。

Webデザイン・ゲーム制作・メディアアートの3つの領域のプログラミングの基礎を横断的に学習することができます。また、ディズニーで登場するようなキャラクターが、プログラミング学習に躓かないようにサポートしてくれます。

ホームページではカリキュラムの詳しい情報であったり、無料体験も受け付けているので、興味のある方はぜひホームページで確認してみてください!

中級者向けおすすめゲーム

ここからは、中級者向けのゲームをおすすめします。

初心者向けおすすめゲームと違い、実際にプログラミングコードを入力するゲームとなりますが、身構える必要はありません。

ゲームを楽しみながらプログラミング学習をしていきましょう!

CodeMonkey

CodeMonkeyのサイト画像

参照元:CodeMonkey

CodeMonkeyは、CoffeeScriptを学ぶことができるイスラエルが開発したゲームで、塾や学校など多くの教育機関で取り入れられています。

サルのモンタが、ある日ゴリラにバナナを奪われてしまい、バナナを取り戻すために冒険するストーリーとなっています。

このゲームは、サルのモンタをプログラミングコードで操作して、用意されたコースをクリアするといったものです。

中には川にいる大きなカメを動かしたりするコースもあり、非常にバリエーションがあり面白いです。

全150コースの内、無料でできるのは最初の30ステージだけですが、無料ステージだけでも十分に学習できます。

ロジックサマナー

ロジックサマナーのサイト画像

参照元:ロジックサマナー

ロジックサマナーは、異世界に転生した主人公が封印を解いていく無料RPGゲームです。

その世界ではプログラミングコードが召喚魔法となっており、プログラミングコードで召喚獣を呼び出して封印を解いていくという面白い設定となっています。

絵がとてもきれいで物語も面白いので、本当にゲームを楽しみながらプログラミングを学ぶことができます。

Java、PHP、Ruby、Pythonをはじめとした非常に多くの言語に対応しているのもポイントです。

CheckiO

参照元:CheckiO

CheckiOとは、PythonやTypeScriptをゲーム感覚で学習できるオンライン無料サイトです。

学習したい言語を選択すると、その言語に関する問題が出題され、それに正しく答えていくことで次のステージに進んでいきます。また、サイト上のエディタでコードを書くことができるので、新たに自分で準備するもの等はありません。

また、他の人がどのようなコードを書いたのかが、問題をクリアした後に見れるので、より良いコードを目指して学習することができます。

Codewars

参照元:Codewar

Codewarは、30種類以上のプログラミング言語がクイズ形式で学べるゲーム学習ツールです。

日本ではあまり認知度は高くないのですが、海外のエンジニアやプログラマーの間では使っている方も多いです。自分の学習したい言語を選択し、最新の問題や人気の問題などに答えていきます。

また、他の人が答えたコードを見たり、実際に自分のコードを問題としてCodewarsに提供することもできます。そのため、プログラミングに慣れてきたら、実際に自分で問題を作ってみるという楽しみ方も可能です!

上級者向けおすすめゲーム

ここからは、「より本格的な学習をしたい!」という上級者の方向けのゲームをおすすめします。

中には少し難しいものもありますが、これまで紹介したゲームをクリアできた方なら大丈夫です。頑張りましょう!

CodeCombat

CodeCombatのサイト画像

参照元:CodeCombat

CodeCombatはRPG形式のゲームで、ゲーム中に貯めたポイントで武器や盾を手に入れ、自分が選択したヒーローに装備させていきます。

装備が追加されることで、「繰り返し処理」や「ループ処理」など新たなコマンドを使えるようになるため、装備を揃えることを楽しみながらプログラミング特有の処理を学習できます。

CodeCombatではPython、JavaScript、CoffeeScriptなど全6種類の言語を学習できます。

また、このゲームは100以上のレベルに分類されていて、無料でできるのは70レベルまでですが、無料でも十分すぎるほど学習できます。

ただ、月額$9.99の課金によってレベルの開放の他に、充実したサポートも受けられるのでより効率的に学習したい場合は課金するのもよいでしょう。

code.9leap.net

code.9leap.netのサイト画像

参照元:code.9leap.net

code.9leap.netは、ゲーム開発のプログラミングに特化した無料ゲームです。

JavaScriptで動作するゲームエンジン「enchant.js」を活用したゲームを作ることができ、実際のゲーム開発現場で使われている技術を学ぶことができるため非常に実践的です。

深い内容まで学習でき、サンプルコードも充実しているため非常に学習しやすいです。

さらに自分で作成したゲームを投稿することができ、コメント機能により他の人の意見を知ることもできるため、学習のモチベーションアップにもつながります。

特にゲーム開発に興味がある方に非常におすすめのゲームです。

CodinGame

CodinGameのサイト画像

参照元:CodinGame

CodinGameは圧倒的グラフィックを誇る無料ゲームです。

シューティング・パズルなど様々な種類のゲームが揃っていて、言語数も非常に多いです。

少しマイナーな言語も扱っているため、それぞれのプログラミング言語の相違点・共通点を感じることができ、プログラミングの全体像を理解することができるでしょう。

非常におすすめのゲームなのですが、日本語対応していないため全て英語で学習する必要があります。

英語の説明のため分かりづらい部分があるかもしれませんが、「英語は少し得意だから何とかいけそう!」「英語とプログラミングを同時に学びたい!」という方はぜひやってみてください。

CODEPREP

CODEPREPのサイト画像

参照元:CODEPREP

CODEPREPは、穴埋め形式でコードを完成させる完全無料ゲームです。

ゲームと表現しましたが、大人の方でも少し難しいプログラミング学習サイトと捉えたほうが良いかもしれません。

カリキュラムを通して一つのアプリを作ることができ、本格的なプログラミング開発を体験することができるため圧倒的な達成感を味わえます。

またHTML・CSS・JavaScript・Ruby・PHP・Javaなどを学習でき、メジャーな言語はほぼ網羅しています。

これを最後までやりきることができれば、プログラミングを恐れることはもうないでしょう。

Programming Hub

参照元:Programming Hub

Programming Hubとは、英語でプログラミングを学べる学習ツールです。

英語と聞くと身構えてしまう方もいるかと思いますが、プログラミング言語に出てくる単語などは英語を元にしていることが多いため、早くプログラミングスキルを身に付けるためには、英語に慣れておくということも大切です。

また、Programming Hubでは20以上のプログラミング言語やスキルを学ぶことができます。そのため、自分の好奇心に合わせて、様々な知識を身に付けることができるでしょう。

まとめ

今回は、プログラミングを学べるゲームを紹介しました。

プログラミング教育の必修化に伴い、プログラミングの重要度は増してきています。

小さい頃からプログラミングに触れておくことは、今後の子供の将来に非常に良い影響を与えるでしょう。

今回紹介したプログラミングゲームをやってみて、お子さんが「プログラミングを本格的に学習したい!」と感じて頂ければ幸いです。

プログラミングをより本格的に学習したい方は、こちらの記事で学習方法を詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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