エンジニアの目標設定の具体例を1年目・3年目・7年目に分けて紹介

エンジニアの目標設定の具体例を1年目・3年目・7年目に分けて紹介キャリア

エンジニアにとって目標設定をすることは重要です。しかし「どうやって目標を設定すればいいの?」や「そもそも目標を設定する理由って何?」と疑問が多く、うまく目標設定できていない人も多いのではないでしょうか。

この記事ではエンジニアの目標設定の具体例を、1年目・3年目・7年目に分けて紹介しています。目標設定に悩んでいるエンジニアの人は、ぜひ参考にしてみてください。

エンジニアが目標を設定すべき理由

虫眼鏡とWHYの文字

エンジニアが目標を設定することで、様々なメリットが得られます。ここでは、エンジニアが目標を設定すべき理由を3つ紹介します。

ゴールを設定することで必要なスキルが分かる

目標を設定してゴールが明確になることで、必要なスキルが分かります。そうすると、やみくもに学習するよりも効率的にスキルを習得することが可能です。

例えば、Webエンジニアとしてフリーランスになるというゴールを設定したとします。すると必要なスキルは、Webに関する知識やWebに特化したプログラミング能力、フリーランスとして仕事がゲットできるような営業力が必要と分かります。

また、習得する必要のないスキルや知識も分かるため、自分のなりたいエンジニア像に向かって効率的に行動できるようになるのです。

生活にメリハリを付けられる

目標に向かって行動することで、効率的に働けるようになり生活にメリハリを付けられます

目標を達成するには計画的に動く必要があります。そうすると時間をうまく使えるようになり、オンとオフをうまく切り替えられるようになるのです。

オンとオフを切り替えられるようになれば、生産性も向上します。集中するときは集中して、休むときはしっかりと休みます。こうすることで生活にメリハリがつけられ、ワークライフバランスを形成することも可能です。

市場価値の高いエンジニアになれる

目標を達成することで、スキルアップやキャリアアップに繋がります。そしてその目標が高ければ高いほど、市場価値の高いエンジニアとなれます

デジタル化が進みエンジニア不足が危惧される中、市場価値の高いエンジニアは非常に重宝されます。より給与の良い会社から声がかかったり、より重要なポジションにつけたり、市場価値の高いエンジニアの未来は明るいです。

エンジニアの目標の種類

はてなマークが書かれたボックス

エンジニアの目標の種類は、エンジニアとしての目標・キャリアとしての目標・その他の目標と、大きく3つに分けられます。それぞれの目標の立て方を紹介します。

エンジニアとしての目標

まずはエンジニアとしての目標を立てます。特にエンジニアになりたてのころは、キャリア形成よりも、一人前になることが求められる場合が多いためです。

エンジニアとしての目標は、自身の技術面にフォーカスしたものになります。プログラミング言語を駆使してシステムを開発できるようになるなど、エンジニアとして何ができるようになりたいか目標を立てます。

資格取得も、目標設定におすすめです。エンジニアになりたてのころは、基本情報技術者試験や応用情報技術者試験の取得を目標にすることも多いです。

キャリアとしての目標

エンジニアとしてある程度スキルがついたら、キャリアとしての目標にフォーカスしていきます。

キャリアとしての目標は、マネジメント志向かスペシャリスト志向かで分けられます。目指す方向によって身につけるスキルや仕事のやり方が異なるため、自分はどちらの方向に進みたいのか見極めることが重要です。

スペシャリスト志向

スペシャリスト志向の場合、専門性の高いエンジニアになることを目標とします。そのためには、エンジニアとしての高いスキルと深い知識を身につける必要があります。

業務によっても異なりますが、まずは専門分野を極めることが重要です。一言でITといっても、セキュリティやインフラ、機械学習などその分野は多岐にわたります。専門分野に関する資格取得や新しい技術の習得などを行うことで、スペシャリストとしてのキャリアを積みます。

マネジメント志向

マネジメント志向の場合、プロジェクトリーダーなど人を管理するポジションに就くことを目標とします。そのためには、メンバーを管理するマネジメント能力とプロジェクトを円滑に回すためのコミュニケーション能力をつける必要があります。

ほかにも問題発生時の問題解決能力や、自身の提案を正確に伝えるための発信力も必要です。以上のことから、マネジメント志向の人は技術面以外の、ありとあらゆるスキルを磨く必要があります。

その他の目標

仕事以外にも目標を持っておくことで、生活が豊かになる可能性があります。

具体的にはマイホームの購入や老後に必要な資金を貯めるなど、ライフイベントの目標設定もおすすめです。必ずしも設定する必要はありませんが、ライブイベントの目標を持っておくことで仕事のモチベーションアップに繋がる場合もあります。

エンジニアが目標を設定するポイント

ポイントと電球の絵

エンジニアが目標を設定する際の、6つのポイントについて解説します。

最終目標のビジョンを明確に描く

最終目標のビジョンは、明確に描くようにしましょう。フワフワとした目標では、的確に動くことができないためです。

例えば「Web系の開発を一通りできるようになる」と「UI/UXにこだわったWebサイトを、要件定義から開発・保守まで行えるようにする」では、ビジョンの明確度が違います。1つの目標の場合、目標達成のために何をすればよいか分かりにくいです。しかし2つ目の目標の場合、UI/UXの勉強・システム開発の上流工程の勉強・Webサイト開発のためのプログラミングの勉強・エラー解決スキルの向上と、やるべきことが分かります。

このようにビジョンを目的に描くことで、目的達成のための行動が分かります。すべき行動が明確になるため、モチベーションを保てることもメリットです。

マイルストーンを設定する

最終目標を設定したら、マイルストーンを設定しましょう。マイルストーンとは、最終目標を達成するまでの中間目標地点を指します。

例えば「Webサイトを作れるようになる」という目標を設定したら「HTML/CSSを習得する→PHPを習得する→Webサイトを設計できるようにする・・・」といった具合でマイルストーンを設定します。

こうすることで最終目的までの道筋が分かりやすくなるほか、目標達成までの進捗率を判断できるようになります。このようにマイルストーンは、最終的な目標を達成するにあたって重要な役割を持つものです。

期限を設定する

目標を設定する場合、あわせて期限も設定しましょう。期限設定がされていないと、何をいつまでに達成すればよいか分からなくなってしまいます。そうするとダラダラと日々が過ぎ、モチベーションが下がってしまいます。

期限の設定は、1年間の目標・半年間の目標・1か月間の目標と細かく分けて設定することをおすすめします。こうすることで1か月後の時点で、半年後と1年後の目標を修正することができます。

定量的な目標を立てる

目標は定性的ではなく、定量的なものにすることもポイントです。

定量的とは、ものごとを数値や数量で表すことを指します。逆に定性的とは、ものごとを数値や数量で表さないことです。

目標を定量的なものにすることで、目標達成率を客観的に判断できます。

高すぎる目標を立てない

「目標は高い方がいい」と考える人もいますが、高すぎる目標設定は挫折の元です。達成不可能な目標であるにも関わらず、目標が達成できなかったときに「自分はダメだ」とネガティブマインドに陥ってしまう可能性があります。

目標設定のコツは、高すぎず低すぎず設定することです。適切に目標を設定し、その目標が達成できれば成功体験として自信へと繋がります。モチベーションも高く保てるため、次の目標に向かって努力することができるのです。

モデルを見つける

目標をより具体的にイメージするために、ロールモデルを見つけることをおすすめします。ロールモデルとは、自身の理想とする人のことです。その人の考え方や行動、持っているスキルを真似ることで理想像へと近づくことが狙いです。

ロールモデルは、スティーブジョブスのような有名人である必要はありません。職場の先輩といった身近な人でもいいのです。大事なことは自分がどんなエンジニアになりたいか、具体的に思い浮かべられることです。

エンジニアの目標設定の具体例

電球マークと男性

ここからは目標設定の具体例を、会社エンジニアとフリーランスエンジニアに分けて紹介します。

会社員エンジニアの場合

会社員エンジニアの目標設定について、1年目・3年目・7年目に分けて具体例を紹介します。

エンジニア1年目の目標設定の具体例

会社員エンジニア1年目では、エンジニアとしての土台を作り、日常業務を問題なくこなせるようになることを目標とします。目標の具体例は、以下のとおりです。

  • 基本情報処理技術者試験に合格する
  • 日常業務で使用しているプログラミングを習得する
  • 体調を崩さないようにする

会社員エンジニア1年目の場合、分からないことだらけで日々の業務についていくのも精一杯、という場合も多いです。そのため目標は多すぎず、会社の業務とリンクした内容に留めておくことをおすすめします。

エンジニア3年目の目標設定の具体例

会社員エンジニア3年目では、エンジニアとしてスキルアップすることを目標とします。目標の具体例は、以下のとおりです。

  • 応用情報技術者試験に合格する
  • 新しいプログラミング言語やフレームワークを習得する
  • システム開発の上流工程に携わる

会社員エンジニア3年目であれば、開発経験も積んでプログラミングは問題なくできるようになっているはずです。そのため新しいことにチャレンジするタイミングといえます。新しいスキルや知識を取り入れることで、エンジニアとしての市場価値を上げましょう。

エンジニア7年目の目標設定の具体例

会社員エンジニア7年目では、キャリア形成について目標を立てます。目標の具体例は、以下のとおりです。

  • スペシャリスト志向:専門分野の資格を取得しスキルアップする
  • マネジメント志向:プロジェクトマネージャーを目指す

会社員エンジニア7年目となると、スペシャリスト志向かマネジメント志向か判断できるようになっているはずです。先述した通り、どちらのエンジニアを目指すかによって目標が大きく異なります。もし現在いる会社では目標が達成できない場合、転職してキャリアアップすることもおすすめです。

フリーランスエンジニアの場合

フリーランスエンジニアの目標設定について、1年目・3年目・7年目に分けて具体例を紹介します。

エンジニア1年目の目標設定の具体例

フリーランスエンジニア1年目では、案件を獲得して安定した収入を得ることを目標とします。目標の具体例は、以下のとおりです。

  • 月に20万円お金を稼ぐ
  • 月に10件の案件をこなす

フリーランスエンジニア1年目では、なかなか案件を獲得できずに苦しんでいる人も多いはずです。そのため、まずは案件を獲得して生活できるレベルの稼ぎを得ることを目標としましょう。

エンジニア3年目の目標設定の具体例

フリーランスエンジニア3年目では、案件の範囲を広げて収入アップすることを目標とします。目標の具体例は、以下のとおりです。

  • 新しいプログラミング言語を使った案件に挑戦する
  • 挑戦したことのない案件を受けてみる

フリーランスエンジニア3年目になると、案件獲得にも慣れて生活に困らないくらいには稼げるようになっているかと思います。そのため、新たな案件や言語に挑戦して、より高単価な仕事を獲得することをおすすめします。

エンジニア7年目の目標設定の具体例

フリーランスエンジニア7年目では、案件を選んで時間を効率的に使うことを目標とします。目標の具体例は、以下のとおりです。

  • 特定のプログラミング言語の開発だけを受ける
  • 単価が一定額以上の案件を受ける

エンジニア7年目になると、案件を選べるようになっていることも多いです。また、自分の専門分野もある程度決まってきているのではないでしょうか。より効率的に稼ぐためにも、分野や単価で案件を選びましょう。

目標達成のために行うこと

スキルアップしていく人形

エンジニアが目標達成のために行うべきことを4つ紹介します。

セミナーや勉強会に参加する

インターネット上で検索すると、多くのIT関連のセミナーや勉強会がヒットします。そういったセミナーや勉強会に参加することで、知識を得られたり人脈を作れたりといったメリットがあります。

セミナーや勉強会の価格や内容は様々です。気になるものがある場合は、積極的に参加してみてください。

プログラミングスクールに通う

プログラミングスクールに通うことで、プログラミングスキルを向上させられます。内容はプログラミングスクールによって異なるため、設定している目標にあったコースがあるスクールを選択しましょう。

プログラミングスクールの多くは、スケジュールを柔軟に設定できるようにしています。社会人であっても土日や終業後に学習することができるため、本業に支障をきたさず通うことが可能です。

資格を取得する

資格を取得することで、その分野に対する専門性を示せます。また、資格取得のための勉強で知識を深めることも可能です。

ITに関連する資格は、国家資格・ベンダー資格に限らずたくさんあります。業務内容や自分の専門分野によって取得すべき資格は異なるため、どの資格を取れば有利に働くか、あらかじめ調べておくようにしましょう。

アウトプットを心がける

インプットに重きを置く人は多いですが、アウトプットも大切です。アウトプットすることで、スキルアップに繋がるほか人脈形成にも役立ちます

エンジニアのアウトプットの方法として、以下のようなものが挙げられます。

  • エンジニア仲間と話し合う
  • ポートフォリオで作品を紹介する
  • SNSやブログで日々の活動やノウハウを発信する
  • エンジニアのコミュニティに参加して発言する

アウトプットすることで、自分がどの程度理解しているのか、エンジニアとしてどれくらいのレベルなのか判断することができます。またアウトプットして発信力を磨くことで、マネジメントスキルを向上させることも可能です。

まとめ

目標を設定することで、必要なスキルが分かったり市場価値の高いエンジニアになれたりと、様々なメリットがあります。そのためエンジニアであれば、目標を設定することをおすすめします。

エンジニアが目標を設定する際、期限を設定したり定量的な目標を立てることで、より効率的に目標を達成することができます。

記事の中では会社員エンジニアとフリーランスエンジニアに分けて、目標の具体例を6つ紹介しました。こちらも参考にしつつ目標を設定して、レベルの高いエンジニアを目指してみてください。

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