「エラーが発生した時にどうしていいか分からない」、「分からないことがあった時に誰にも相談できないので途中で勉強が行き詰ってしまう」と悩んでいる、独学で勉強をしているプログラミング初心者の方はぜひ今回の記事を読んでみてください。
この記事ではプログラミング初心者が活用できる質問サイトや技術情報のサービスをまとめたサイトをご紹介していきます。
プログラミングの質問サービス・サイト
「コーディングをしたらエラーが出てしまった」、「自分の目標を達成するためにはどの言語を勉強するべきなのか知りたい」などの悩みを相談することができるサイトを3つ紹介します。
あなたの望んでいる回答がもらえるようにするために、事前に解決したい問題の内容を明確にしておきましょう。
teratail(テラテイル)
teratailはITエンジニアの転職サポートを行っているレバレジーズ株式会社が運営している、ITエンジニアの悩みに特化した質問サービスを提供しているサイトです。「エンジニアが抱えている問題のサポートを全力で行う」ことをモットーにしています。
言語ごとのタグ付けやマークダウン記述などプログラミング初心者でも使いやすいようにさまざまな工夫がされています。さらに質問をするときのテンプレートもあるため、慣れていない方でも簡単に質問をすることが出来ます。teratailに投稿された質問に対する回答率は80%を超えています。
しかし、いくら質問への回答率が高いからといって、最初からわからないことをすぐに質問するのは好ましくありません。自分で調べた上でどうしてもわからない場合に、自分が試したことや理解できなかったことを具体的に記載した上で質問をするようにしましょう。 質問する前に確認していただきたいこと
また質問する前に過去の質問を検索して、同じような質問がされてないかを確認しておきましょう。エンジニアになって現場でトラブルが発生したときには検索力がものを言います。今のうちに検索することに慣れておきましょう。
stackoverflow(スタックオーバーフロー)
stackoverflowは、2008年に米国で創設されたプログラミング技術に関するQ&Aサイトです。HTML/CSS、PHP、JavaScript、JQuery、Javaなどさまざまなプログラミング言語に関するトピックがあります。
stackoverflowの登録者数は全世界で1000万方以上とかなり多く、2600万を超える質問を閲覧することが出来ます。他の質問サイトと比較して情報量がとても多いのが特徴です。
米国のサービスのため、英語で質問をする必要があります。そのため英語が苦手な日本方には使いづらいサイトでした。
ただ、2014年に日本語版のスタックオーバーフローが開設されてからは、日本語でも質問をすることができるようになりました。しかし、登録者数も質問数も本家のサイトに比べると少ないので初心者が最初にスタックオーバーフロー使うことはおすすめしません。
最初はteratailなどの初心者にやさしい質問サイトを活用して、慣れてきたらスタックオーバーフローを使ってみるとよいでしょう。英語版のstackoverflowは情報量がとても多い質問サイトであるため、英語に自信のある方や質問力を向上させたいと考えている方は少しずつ使ってみることをおすすめします。 Stack Overflowの使い方
Yahoo!知恵袋
Yahoo!知恵袋は疑問に思っていることを何でも質問することができるサイトです。
プログラミングの技術情報だけでなく、キャリアに関する相談やビジネス上の悩みなどについても質問することが出来ます。
Yahoo!知恵袋の登録ユーザー数はとても多いので、あなたの疑問に思っていることを質問すると適切な回答がもらえることがほとんどです。
しかし、プログラミングを全く知らない方も利用しているサイトのため、質問内容によっては希望の回答を得られない可能性もあります。
プログラミングに関する専門的な質問をする場合には、先ほど紹介したteratailやstackoverflowを使った方がより最適な回答を得られることが多いです。
質問する内容に応じて使う質問サイトを使い分けていきましょう。
プログラミングの情報がまとまったサービス・サイト
次に、プログラミングに関する情報がまとまったサービスやサイトを紹介していきます。
質問をすることはできませんが、エンジニアのこれまでの知見をまとめた記事を読んで勉強することができます。
質問をする前に情報サイトを見ておくことで、わかりやすい質問をすることができるようになります。
また、質問をする前に情報サイトを調べたら自分が知りたいと思っていたことが書かれていたということもよくあります。
場合によっては質問をする必要がなくなることもあるので、情報サイトはしっかりとチェックしていきましょう。
Qiita(キータ)
Qiitaは、プログラミングや情報技術に関する知識を記事にまとめているサービスです。
最近は技術の進歩が早く、かつ多様化しています。そのためエンジニアがすべての情報を把握することがとても難しくなってきています。
そこで、Webエンジニアを中心にそれぞれが得意な知識をシェアすることで自身の知識のスキルアップを図っています。会員登録なしでも利用可能ですが、無料会員登録をすると他のユーザーが投稿した情報を一覧で見ることができるようになりますのでそこから情報収集を行います。
QiitaにはJavaScript、Ruby、PHP、iPhone、Androidなどさまざまな言語のタグがあります。記事内にツールの設定方法やソースコードを貼り付けている記事も多いので、エラーが発生した時やわからないことがあったときに役立ちます。あとで読み返したいと思った記事にはストックすることができます。
他のユーザーが投稿した記事にコメントを残すこともできるので、エンジニア同士で交流を活発化させることができます。慣れてきたら自分で記事を投稿してみましょう。
CODEPREP(コードプレップ)
CODEPREPは実際に手を動かしてプログラミングを学ぶ実践型の学習サービスです。
現在は、すべてのサービスを無料で利用できます。初心者でも着実に学習できるようにさまざまな工夫がされているのが特徴です。
学習画面は虫食いのコードを穴埋めしていく形式になっています。入力したコードが正解かどうかすぐにわかる仕組みになっています。コースのカリキュラムも初心者のレベルに合わせて作られています。
どうしてもわからないときにはHINTやTIPSを見ながら進められるようになっています。HTML/CSS、JavaScript、JQueryなどWeb系の言語が中心となっています。さらに学習を深めたくなったら、自由編集モードに切り替えて穴埋めされている以外の部分についても自由にコードを入力してどのように動くのかを確かめることができます。
コースの学習時間は全体で1時間以内に終わるものが多く、スキマ時間で着実に学習することができます。プログラミングを基礎から勉強したい方には最適のサービスです。
Zenn
Zennは、最近リリースされた技術情報の共有コミュニティサイトです。シンプルなサイトになっていて初心者でも使いやすいです。
エンジニアが開発経験で得た知見を記事にして投稿したり、これまでの開発経験をまとめたものや詳しく知っている言語やトピックを本にして販売したりすることができます。また、有益な知見を投稿してくれたエンジニアに対して金銭的なサポートをすることが出来ます。
Zennには50個以上のトピックがあります。JavaScript、HTML/CSS、PHPなどの言語はもちろん、C++、MySQL、Gitなどのトピックも充実しています。記事や本には目次がついていて読みやすくなっているものがほとんどです。
エンジニアが販売している本には、プログラミングに関する知識だけでなく、自身の開発経験を綴ったものも多いです。さらに無料で公開している本も多く、ITエンジニアになりたいと考えている方にはぜひ読んでみることをおすすめします。
マンツーマンで質問できるサービス
「質問サイトを使ってみたけどなかなか自分が求める回答が得られない。」、「体系的にプログラミングを勉強したい」と考えている方にはマンツーマンで質問できるサービスをおすすめします。費用はかかりますが、短期間でスキルアップをすることができるのが最大のメリットです。
マンツーマンで質問できるサービスを2つ紹介しますので、プログラミングを短期間で習得して転職や独立したいと考えている方はぜひ検討してみてください。
MENTA(メンタ)
プロのエンジニアにお金を払ってメンターになってもらい、マンツーマンで教えてもらえるサービスです。メンターとは先生のことを指します。単発プランと月額プランの2種類があり、学習スケジュールや予算に合わせて好きなプランを選ぶ事ができます。
プログラミングだけでなく、デザインやライティングなどのジャンルについても教えてもらうことができます。自分がスキルアップしたい分野に精通しているメンターを選んで契約することができます。メンターとのやりとりはチャットワークやSlackなどのチャットツールを使うことが多いので、ツールの使い方を覚えておくとスムーズにやり取りができます。
単発プランの場合は教えてもらえるのは1回限りですが、月額プランには質問し放題のプランが多くあります。
月額プランには質問し放題のコースや基礎的な知識を身につけた後に、実際の案件をお手伝いすることができるコースもあります。モチベーションが高くて自主的に勉強できる方には最適のサービスです。
タイムチケット
タイムチケットは、自分の時間を30分単位で売り買いできるサービスです。ホストと呼ばれる販売者が販売しているチケットを購入することでサービスを受けることができます。
30分単位でサービスを受けることができ、学習方法やキャリアの相談などに乗ってもらえます。自分でWebサービスなどを開発したいと思った時にコンサルティングを受けられるサービスもあります。タイムチケットには月額制のプランがないため、1ヶ月以上の長期スパンで教えてほしいときはMENTAを活用しましょう。
メッセージの返信率やレビューなどの評価がひと目で分かるようになっているので、評価の高いホストに相談をすることでより質の高いサービスを受ける事ができます。優秀なホストにはタイムチケットの運営がホストに対してゴールド認証をしています。不安な場合はゴールド認証がされているホストの中からサービスを選んでいくことをおすすめします。
ホストによってはオンラインだけでなく、直接会って指導を受けることもホストによっては可能です。サービスを受ける前に何を相談したいのかをしっかりと決めておきましょう。
プログラミング初心者は疑問を解決できる環境を整えることが重要
「プログラミングスクールに通うとお金がかかる」、「スクールの講義日程と自分のスケジュールが合わない」などの理由から独学でプログラミングを学習されているは多いと思います。
独学はスクールに通うよりはお金もかからないし、自分のペースで学習することができるというメリットがあります。その反面、プログラミングで分からないことがあっても自分で調べないといけないというデメリットがあります。
プログラミング初心者が挫折をせずにスキルアップするためには、分からないことをすぐに質問できる環境を整えることがとても大切です。疑問をすぐに解消できるため、短期間でプログラミングを習得することにつながります。
COACHTECHでは、現役エンジニアである専属のコーチがあなたと一緒に目標を達成できるように二方三脚で学習を進めていきます。質問チャットサービスも充実しており、ほとんどの質問に対して30分以内に回答しています。
ITエンジニアとして転職したい方はスキルアップコース、フリーランスで活躍したい方にはフリーランスコースがおすすめです。フリーランスコースでは、学習終了後にフリーランスとして初めての案件を保証しているという大きな特徴があります。
プログラミングのスキルや今後のキャリアを考えた上でベストな選択をしてください。
まとめ
プログラミングを勉強し始めたばかりの初心者にとって一番の課題は、疑問を解決できる環境を見つけることです。
独学でも技術を習得することはできますが、分からないことができた時に自分で調べているとものすごく時間がかかってしまいます。
プログラミング初心者が疑問を解決する方法を3つ紹介しました。
1つ目は、teratailやstackoverflowなどの質問サイトで分からないことを質問して回答をして貰う方法です。質問する前に質問したい内容をしっかりとまとめておきましょう。
2つ目は、Qiita、CODEPREP、Zennなどの情報サイトで情報収集をする方法です。現役エンジニアの知見を得ることができます。
3つ目は、MENTAやタイムチケットなどマンツーマンで質問できるサービスを活用する方法です。プロに直接指導してもらうことで、最短でプログラミングをマスターできるようになります。
自分に合った方法でプログラミングの学習を進めていきましょう。
以上、プログラミング初心者が質問できるサービスと情報収集ができるサイトをご紹介しました。