今、日本では「フリーランス」という働き方が熱を帯びてきています。
フリーランスの中でも、代表的なのが「フリーランスエンジニア」です。
しかし、巷の噂を見てみると、「フリーランスエンジニアはやめとけ」との情報も目につきます。
今回の記事では、フリーランスエンジニアは本当にやめておいたほうがいいのか?
フリーランスエンジニアとして働くことで、いいことはないのか?
というような内容を詳しく解説していきます。
この記事を読むだけで、あなたも良質なフリーランスエンジニアになれるでしょう。
フリーランスエンジニアってどんな仕事をするのか?
フリーランスエンジニアには、いくつかの職種があります。下記に一例を挙げます。
- システムエンジニア
- Webエンジニア
- プログラマー
- Webデザイナー
この中でも、最もフリーランスエンジニアとして案件を受注しやすいのは「Webエンジニア」だと言われています。
WebエンジニアはWebアプリやスマホアプリなどの開発、保守、管理などを行う仕事で、リモートで行いやすい仕事となっているためです。
フリーランスエンジニアの殆どは、Webエンジニアだと思っておいて間違いないでしょう。
この後、フリーランスエンジニアについて詳しく説明していきます。「そもそもフリーランスってどのような働き方をしてるの?」とフリーランスとしての働き方にイメージが湧かない方はこちらの記事を先に読んでいただけると、この後の説明が理解しやすくなるかと思います!
フリーランスエンジニアの実態
フリーランスの実態を知るなら、経済産業省の「労働市場の構造変化の現状と課題について」という資料が役立つと思います。
この資料によると、40%以上の企業が個人事業主やフリーランスと業務委託契約を行っています。また、フリーランスや副業などの働き方をする人は日本に1000万人近くいるとも言われています。
働き方が多様化する中で、フリーランスエンジニアという働き方をする人はこれからも増えていくのではないでしょうか。
こちらの記事では、これらの状況を踏まえてフリーランスエンジニアの実態をより詳しくまとめています。是非参考にしてみてください。
フリーランスエンジニアは「やめとけ」と言われる理由
そんなフリーランスエンジニアですが、よく「やめとけ」という噂を耳にします。
どうして「やめとけ」などと言われてしまうのか?その理由を簡単にまとめてみました。
収入が不安定になる
フリーランスエンジニアになると、収入が不安定になるリスクがあります。フリーランスという働き方は、対応できる作業のスキルに応じて契約の金額が大きく異なります。比較的誰でも対応しやすい簡単な案件ばかり受けていると、作業単価が下がってしまい、サラリーマンよりも収入が大きく落ちてしまうかもしれません。このようなことにならない為にも、常に自分のスキルを高める努力が必要なのです。
営業活動を自分で行う必要がある
フリーランスエンジニアになった場合には、営業活動を自分で行わなければいけなくなります。会社員としてエンジニアの仕事をするのであれば、会社が取引先を探してきてくれますが、フリーランスの場合は、自分でクライアントを探すしかありません。
もちろん、営業をしている時間は作業が出来ないので、その分長時間労働になってしまうケースもあるでしょう。また、営業活動を行ったにも関わらず、仕事を発注してくれるクライアントが見つからない場合もあります。営業活動をしなければ収入が得られないため、フリーランスエンジニアはやめとけと言われてしまうのです。
スキル不足でも誰も助けてくれない
フリーランスエンジニアになって作業を進めていき、スキルが足らずに困った場合、誰もあなたの事を助けてはくれません。分からない事は自分の力で何とか解決するしかないのです。一方の会社員としてエンジニアの仕事をしていれば、会社の同僚や先輩、上司がいつでも相談に乗ってくれるので、スキル不足で困ることはないでしょう。
フリーランスエンジニアになって、高収入を得ようとするのであれば、分からない事を自分で調べて解決する癖を持っておくことが大切です。スキル不足は、自分の創意工夫で補っていく必要があります。自分で調べながら実務経験を積んでいくことで、段々とスキル不足は解消されていくはずです。
不景気に弱い
フリーランスエンジニアがやめとけといわれる理由の1つに「不景気に弱い事」が挙げられます。フリーランスが仕事を受注する際、案件ごとの契約になるのが一般的です。不景気になると、企業は出来るだけコストを削減しようと考えます。そのため、フリーランスエンジニアなどに外注する作業の量を一気に減らしてしまいがちです。
フリーランスは会社員として雇用をされていないため、「雇用」という概念がありません。したがって、不景気になった瞬間に一気に仕事の量が激減してしまう可能性は高いです。景気の波に収入が左右されやすい事も、事前に理解をしておきましょう。
不景気時の対策として、日本政府は様々な補助金制度などを設けているため、フリーランスエンジニアになる前にいくつか調べておくこともおすすめです。
マネジメントスキルが高まらない
フリーランスエンジニアになると、マネジメントスキルが高まりにくいという欠点があります。そのためフリーランスエンジニアはやめとけと言われるのです。フリーランスエンジニアとして作業を進める場合、どうしてもアプリ開発の現場で作業を行うことが中心になります。個人で全ての作業に携わる可能性が高いため、マネジメントをして作業を進めていくという感覚が無くなるのです。
そのためフリーランスエンジニアになった場合には、マネジメントスキルは高まらないと考えておいた方がいいでしょう。会社員としてエンジニアになるのであれば、何人かのプロジェクトチームで活動するため、マネジメントスキルは高めやすくなります。
20代30代の若さでマネジメントスキルが無くても何も困りませんが、50代になって組織に属した場合、マネジメントスキルを求められる可能性があります。フリーランスエンジニアとして活動していて、長期的なキャリアの視点で見た場合、年齢を重ねた際に不利になってしまうケースがあることを知っておきましょう。
社会的信用が低くなる可能性がある
フリーランスエンジニアとは、特定の企業と契約を結ばない個人事業主のことを指します。そのため、会社員のように安定的な収入は保証されておらず、社会的な信用が低くなってしまう可能性があります。
これによって、クレジットカードの作成などに影響が出てくるかもしれません。しかし、フリーランスだからといって必ず審査に落ちてしまうと言うわけではありませんし、収入が安定してきたらこのような問題はほとんど起きません。
年齢によっては仕事が受注しにくい
年齢を重ねるにつれて、フリーランスエンジニアは、案件を受注しにくくなると言われています。これは、案件を頼む企業側も、なるべく長くフリーランスの方とお付き合いしたいと考えるためです。
しかし、一般的にプログラミングスキルが高いのは若い方よりも年齢の高い方の方が多いです。そのため、専門性の高い案件などは年齢関係なく受注できるでしょう。また、そのような案件は高単価であることが多いので、若くないから稼げないというわけでもありせん。
フリーランスエンジニアと年齢の関係につきましては、こちらの記事で紹介しておりますので是非参考にしてみてください。
フリーランスエンジニアは「やめとけ」と言われやすい人の特徴
フリーランスエンジニアになることは「やめとけ」とよく言われています。
では、特にどんな人が「フリーランスエンジニアはやめとけ」と言われやすいのでしょうか?
もしあなたが、これらのことに該当しているのであれば、もう少し意識を変えていく必要があるかもしれません。
簡単に収入を倍増できると考えている人
特徴の1つ目は「簡単に収入を倍増できる」と考えている人です。フリーランスエンジニアになると、会社員として受け取る給与よりもかなり増える可能性は高いです。ただし、フリーランスエンジニアの一部の人は「会社員の時よりも収入が減っているケース」もあります。
フリーランスエンジニアとして高収入を得るためには、高額報酬の案件に対応できるだけのスキルが必要不可欠なのです。そのスキルを磨くには、ある程度の努力と経験が必要になってきます。
もしあなたが、フリーランスエンジニアになれば簡単に収入を倍増できると考えているのであれば、その考え方は少し改めた方がいいでしょう。かなりの努力をして初めて、会社員よりもいい収入をゲットできるのです。
コミュニケーション能力が低い人
特徴の2つ目は「コミュニケーション能力の低い人」です。前述した通り、フリーランスエンジニアになると、自分で営業活動を行って、自分一人で仕事を進めていく必要があります。そのため、クライアントがどんな作業内容を期待していて、どんな結果を出してほしいと考えているのかを、察知して期待に応える必要があるのです。
そうした中で「コミュニケーション能力」は必須と言えるでしょう。フリーランスエンジニアというと、個人で作業を進めていくことをイメージされます。そのため多くの人は「コミュニケーション能力が無くても出来る」と思いがちですが、そうではありません。
営業をして、クライアントから仕事を継続的に発注してもらうには、コミュニケーション能力を高める工夫がかなり重要になります。コミュニケーション能力が低く、改善するつもりがない人であれば、フリーランスエンジニアは向かないと言っていいでしょう。
自己管理をきちんとできない人
特徴の3つ目は「自己管理をきちんとできない人」です。フリーランスとして仕事をこなしていくと、自分が個人事業主になるわけですから、全ての管理は自分で行わなければいけません。
そのためには、徹底した自己管理が必要不可欠です。
自己管理の一例を簡単にまとめてみました。
- 自分はあとどれくらいの仕事を請け負うことが出来るのか?
- 自分の休日はいつ取ろうとしているのか?
- 自分の必要とする収入を得るためには、どれくらいの仕事を受注しなければいけないのか?
- 健康な体を維持することを意識しているか?
- 確定申告を自分で行う準備はしているか?
このように、フリーランスエンジニアになると様々な「自己管理」を行っていく必要があるのです。
会社員として企業の中でエンジニアの職務を遂行するのであれば、こういった管理は会社や同僚が手伝ってくれますが、フリーランスになるとこれら一切のことを自分で行わなければなりません。
フリーランスエンジニアは「やめとけ」と言われないようにする方法とは?
それでは、あなたがフリーランスエンジニアになりたいと考えているとして、「フリーランスエンジニアはやめとけ」と言われない状態になるには、どのような方法があるでしょうか?いくつかのポイントを解説していきます。
フリーランスになることの「いいところ」と「悪いところ」を理解し直す
「フリーランスエンジニアはやめとけ」と言われないようにするには、フリーランスという働き方の「いいところ」と「悪いところ」をもう一度整理して理解し直すことをおすすめします。
前述した通り、フリーランスエンジニアになると「収入が安定しない」「営業活動を自分で行う必要がある」などの悪いところがある一方で、「会社員では得られない高額収入を得られるようになる」「自分で仕事を選べる」などのいいところも沢山あります。
あなたがフリーランスエンジニアになりたいと考えるのであれば、まずはもう一度フリーランスという働き方について、調べてみた方がいいでしょう。沢山調べた結果、「自分でも出来そうだ!」と思ったのであれば、フリーランスエンジニアになるための行動を起こしていけばいいのです。
「いいところ」も「悪いところ」も理解しないでフリーランスになる道はちょっと危険なので、おすすめしません。
自己管理能力を高める
「フリーランスエンジニアはやめとけ」と言われないようにしたいのであれば、自己管理能力を高める練習が必須です。誰でもできる自己管理の能力を高める方法は、いくつかあるのでまとめておきます。
- 睡眠時間をきちんととる
- バランスのいい食事を意識して体調管理をする
- 労働時間の管理
- 定期的な運動をして病気にならない体づくり
- 感情のコントロールをする
- お金の収支をきちんと管理する
などなど、これらのことはサラリーマンとして会社に所属していても当たり前に出来る自己管理の一例です。
フリーランスエンジニアになって、一人で作業をこなしていく上では、こういった自己管理を徹底して行えていなければいけません。
前述した通り、フリーランスエンジニアになって体調を崩し、作業が進まなくなってしまうと、途端に収入はゼロになります。その他、自分の体調をうまく管理できていなければ作業スピードも落ちてしまって、クライアントに迷惑をかけてしまう状態にもなりかねません。
その他、確定申告など、税務上の処理も自分で行う必要があるので、月々の収支管理はきちんと把握しておく必要があるのです。
こういった自己管理の基本を、今のうちから癖付けておくことで、「フリーランスエンジニアになるのはやめとけ」と言われにくくなるでしょう。今出来ることからどんどん始めていくのがおすすめです。
自己研鑽を怠らない
「フリーランスエンジニアはやめとけ」と言われないようにするためには、自己研鑽を怠らない習慣を持つことが大切です。
自己研鑽とは、「常に自分のスキルを磨き続ける努力」です。
フリーランスエンジニアになって、収入の高さを決めるのは「あなたが持っているスキル」になります。高いスキルを持っていて、クライアントの要望に多く応えられるのであれば、収入はどんどん上がっていくでしょう。
常に自分のスキルを磨いて勉強し続ける姿勢は、フリーランスエンジニアにとってかなり重要です。もし、あなたがフリーランスエンジニアを目指して高収入を得たいと考えるのであれば、今のうちから自己研鑽を行い続けることを忘れないでください。どんな環境に置かれていても、人は成長するための努力が出来ます。
プログラミングスクールなどを活用する
「フリーランスエンジニアはやめとけ」と言われないようにするには、プログラミングスクールを活用することもおすすめです。
どうして「フリーランスエンジニアはやめとけ」と言われてしまうのか?
それは、基本的なスキルや世の中から求められているスキルが無いままに、フリーランスとして独立してしまうからです。
エンジニアの仕事に関して基礎の基礎をかじっただけでは、高収入の仕事を得られるようになるのは難しいです。まずは、プログラミングスクールなどを活用し、今世の中で求められているエンジニアとしてのスキルを身に付けていくべきです。
プログラミングスクールに通えば、世の中で必要とされている人材に関する情報も沢山溢れています。もちろん、スクールサイドとしても出来るだけ世の中の役に立つ人材に育てようとしているため、より濃密な講義を受けることが出来るでしょう。
プログラミングスクールでは、あなたがなりたいエンジニアの種類に応じていくつかのコースが準備されているので、その分野の専門性も高まりやすく、いきなり高額案件の受注に繋がるかもしれません。
フリーランスエンジニアはやめとけと言われないためにも、フリーランスになるための事前準備は欠かせません。こちらの記事では、フリーランスエンジニアになるための事前準備をまとめておりますので、ぜひ参考にしてみてください!
フリーランスエンジニアになるのをやめとけばよかったと思う瞬間とは?
ここからは、よくある「フリーランスエンジニアになるのはやめとけばよかった」という事例について、いくつかご紹介しておきます。
思っていたほど安定して仕事を貰えない
1つ目の事例は「思っていたほど安定して仕事を貰えない」ということです。
この場合は、会社員として企業内エンジニアをしていて、その後独立したパターンになります。
会社員としてエンジニアの業務についていると、多くのクライアントと接する機会が増えるため、独立後の仕事の受注先にも繋がりやすいです。
会社員時代に、うまくコミュニケーションを取っておけば、いくつかの仕事を回してもらうことは可能でしょう。ただし、その仕事が継続的に安定して発注されるのかは不透明です。
毎月案件を発注してくれるはずだったのに、急に発注が滞るということはよくある話。安定した収入を継続的に得るためには、常に新規のクライアントに営業をかける努力が必要です。そうやって、段々と信頼関係が築けていくと、安定して仕事を受注できるようになるでしょう。
体調を崩してしまって収入がゼロになった時
2つ目の事例は「体調を崩してしまって、収入がゼロになった時」です。
前述した通り、フリーランスエンジニアは「作業をしなければ収入にはならない」職種です。
そのため、体調管理に問題があり、作業することが困難になった場合は、収入がゼロになります。どんなに自己管理を徹底していても、体調を崩してしまう事はあります。
きちんと作業が出来る場合であれば、会社員よりもいい収入を得やすいですが、健康状態が悪化してしまった時には、収入が減るということを知っておきましょう。
不景気の影響で予定していた仕事が無くなった時
3つ目の事例は「不景気の影響で予定していた仕事が無くなった時」です。
どんなに順調にクライアントと良好な関係を築いていても、急にやってくる不景気の影響で発注をキャンセルされてしまう事は多々あります。
クライアント側も、無制限に発注を出し続けるわけにはいかないので、不要だと判断した発注に関してはコストカットの一環でキャンセルを行う場合があります。
そして、不景気になった際には、そのキャンセル件数が増えてしまうのです。予定していた収入源が一気に無くなってしまうのも、フリーランスエンジニアの怖さだと言えるでしょう。
フリーランスとして成功するには?
フリーランスとして必ず成功する方法があるかと言われれば、それはないと思います。
しかし、フリーランスとして成功する可能性を高める方法はあります。ここでは、その方法をいくつか紹介します。
案件開発経験や実務経験
フリーランスとして成功しやすい人の特徴として、案件開発経験や実務経験があることが挙げられます。
企業側は、案件を依頼する人を決める際に、プログラミングスキルを重視します。しかし、これは面接をするだけで分かるものではありません。
そのため、企業側はその人の過去の案件開発経験や実務経験を見ます。そのため、これらの経験がない人は自身のスキルを証明しづらくなってしまうわけです。
フリーランスとして働き始めるなら、これらの経験があることが大切でしょう。また、こちらの記事ではフリーランスエンジニアになるタイミングについて紹介しています。いつフリーランスになれるの?と気になる方は是非ご覧にください。
言語選び
実は、フリーランスとして長く続けるためには、どの言語を習得するかも大事になってきます。
例えば、自分の学習した言語を使用する案件数がとても少ないとします。すると、その案件に多くの人が応募し、受注するための競争が激化します。つまり、受注できる可能性がとても低くなってしまうのです。
また、案件によって平均単価が全く異なります。そのため、自分の目的に合わせて言語を選ぶだけでなく、案件数が多く、平均単価が高い言語を選ぶようにしましょう。
こちらの記事では、フリーランスエンジニアにおすすめのプログラミング言語を紹介しておりますので是非参考にしてみてください。
フリーランスになった後も学び続ける
フリーランスとして仕事を受けられるようになると、自分の学習に費やす時間が減ってしまうでしょう。
しかし、フリーランスは個人の勝負です。どんどん高いスキルを身につけた人が出てくると、いつか太刀打ちできなくなります。また、プログラミング技術の進化はとても早いです。
そのため、フリーランスになる前も、なった後も学び続けられる人になる必要があります。
こちらの記事では、フリーランスのスキル不足を解消するための方法を紹介しています。自分のスキルでフリーランスになれるの?と不安に感じる方は是非読んでみてください!
フリーランスエンジニアになるとこんないいところがある!
ここまでは、フリーランスエンジニアになるのをどうして「やめとけ」と言われるのか?について詳しく解説しました。ここからは、「フリーランスエンジニアになるとこんないいことがある」という内容について解説いたします。
会社員よりも収入が上がる可能性が高い
1つ目のいいところは「会社員よりも収入が上がる可能性が高い」ということです。
会社員としてエンジニアの仕事をしている場合は、一旦クライアントから会社が報酬を受け取り、そこから会社の取り分を差し引いたものを、給与として社員に支払います。
しかし、フリーランスエンジニアとして個人で仕事を請け負っていると、会社が今まで取っていた報酬を全て自分で受け取れるようになるので、収入が上がる可能性は高くなります。また、きちんと経費を計上した確定申告を行う事で、節税を行う事も出来るのが、フリーランスエンジニアのいいところでしょう。
自分で仕事を選べる
2つ目のいいところは「自分で仕事を選べる」ということです。
フリーランスエンジニアになると、自分の得意とする案件のみを選んで作業することが可能です。
そのため、得意分野で専門性を発揮しやすく、クライアントからも高い評価を得やすいでしょう。もちろん、作業効率も上がるため、高収入に結びつきやすくなります。
会社員であれば、指示された仕事は必ず自分で処理していかなければいけないため、得意分野に偏った作業をこなすことは出来ません。
自分の意見をハッキリと言えるようになる
3つ目のいいところは「自分の意見をハッキリと言えるようになること」です。
フリーランスとして仕事をこなしていると、契約内容に関するやりとりも増えてきます。会社員と違って、出来ることと出来ない事をハッキリと交渉していく必要があるため、自分の意思表示を明確にする癖がつきます。
日本人は、自分の意思表示をすることに苦手意識がありますが、フリーランスエンジニアとして働いていけば、段々と苦手意識も改善されていくことでしょう。
どこでも作業が出来る
4つ目のいいところは「どこでも作業が出来る」ということです。
フリーランスエンジニアとして「Webエンジニア」などになれば、フルリモートでどこにいても作業をすることが可能です。
もちろん、自宅で作業を行ってもいいですし、カフェや野外などで作業を行う事も出来ます。外出先で出来た隙間時間を使って、仕事を行う事も出来るでしょう。どこでも作業が出来るため、プライベートの時間を確保しやすいのが、フリーランスエンジニアのいいところです。
一方で、会社員としてエンジニアの仕事をしていると、基本的にはオフィスに出社して作業を行う必要があるので、会社の拘束時間に縛られてしまいます。
フリーランスエンジニアのリモート業務の実態につきましては、こちらの記事で詳しく紹介していますので、リモート業務に興味のある方は参考になるかと思います!
フリーランスエンジニアになるには?
フリーランスエンジニアになるには、どうすればよいのでしょうか。
ここでは、エンジニアとしての経験がある人とない人に分け、それぞれおすすめの方法を紹介します。
【経験者向け】クラウドソーシングサイトを活用する
エンジニアとしての経験がある方は、案件の獲得に注力する必要があります。直接自分で営業するなど、色々な方法があります。
その中でも、クラウドソーシングサイトに登録しておくのがおすすめです。企業が不特定多数に募集を出しているので、好きな案件に応募すればよいのです。
また、クラウドソーシングサイトであれば案件数も豊富にあるので、複数の案件に簡単に応募することができ、案件受注に繋がりやすいでしょう。
以下は、おすすめのクラウドソーシングサイトです。
また、案件獲得方法はクラウドソーシングサイト以外にも多数ありますので、こちらの記事を参考にしてみて下さい。
【未経験向け】プログラミングスクールに通う
エンジニア未経験の方は、まずはプログラミングスキルを磨く必要があります。そこで、おすすめなのがプログラミングスクールに通うことです。
フリーランス特化型のプログラミングスクールでは、プログラミングスキルだけでなく、フリーランスとして活躍するためのノウハウなども教えてくれます。
また、案件保証を行なっているスクールもあります。弊社が運営する「COACHTECH」では、案件保証コミュニティ「COACHTECH Pro」をご用意しております。このコミュニティに所属している方には、実際の案件の開発を担当して頂いています。そのため、実績をつけた状態で卒業できるので、フリーランスとして活躍しやすいのです。
フリーランスを目指す方におすすめのプログラミングスクールはこちらの記事にまとめてありますので、是非参考にしてみてください!
また、未経験の方でプログラミングスクール以外の方法でフリーランスエンジニアを目指したいという方はこちらの記事を参考にしてみてください!
まとめ
というわけで、今回はどうして「フリーランスエンジニアはやめとけ」と言われるのか?ということと、どうすれば「フリーランスエンジニアはやめとけ」と言われなくなるのか?について、詳しく解説してきました。
フリーランスエンジニアになることは、確かに大きなリスクを孕んでいます。しかし、それに見合うだけの大きなメリットがあるところもポイントです。もし、あなたがエンジニアとしてスキルを高め、フリーランスエンジニアとして高額収入を得たいのであれば、今すぐ勉強を開始されることをおすすめします。
本文中に記載した通り、プログラミングスクールで専門性の高いスキルを習得してみられてはいかがでしょうか?